【最終決着】プラセンタ注射 vs サプリの効果差は「月とスッポン」?科学が暴く「成長因子」の分解問題と献血リスク

プラセンタ注射とサプリの効果差を月とスッポンで比較したアイキャッチ。成長因子の分解と献血リスクの警告。 TITLE: プラセンタ注射vsサプリの科学的効果差とリスク FILENAME: placenta-injection-vs-supplement.png インナーケア

「美容クリニックに通うのは面倒だし、高い…」「手軽なサプリでも同じくらい綺麗になれるの?」

プラセンタ(胎盤)美容を始めようとした時、誰もがぶつかる壁が「注射とサプリ、どっちにするか問題」です。

結論から言うと、この2つは名前こそ同じ「プラセンタ」ですが、科学的には「全く別の物質」と言っていいほど中身と効果が異なります。

この記事では、3,000文字以上の科学的根拠に基づき、なぜ注射が「医薬品」として認められているのか、サプリメントには何が残っているのか、そして絶対に知っておくべき「献血ができなくなる」という重大なリスクについて、忖度なしで徹底解説します。

【結論】本気で治すなら「注射」。維持するなら「サプリ」

最初に結論をはっきりさせます。

  • プラセンタ注射(ヒト由来):国が認めた「医薬品」。即効性と治療効果(更年期障害や肝機能改善)がある。
  • プラセンタサプリ(豚・馬由来):あくまで「食品」。効果はマイルドで、栄養補給や調子を整えるためのもの。

「注射1本分の成分をサプリに凝縮!」という広告を見かけますが、科学的には「サプリで注射と同じ効果を得ることは不可能」です。なぜなら、体内への入り口(吸収ルート)が違うため、決定的な成分が壊れてしまうからです。

根拠となる「科学的メカニズム」:胃酸という壁

なぜサプリでは注射に勝てないのか? その最大の理由は、プラセンタの核となる成分「成長因子(グロースファクター)」の運命にあります。

成長因子=「現場監督」

プラセンタには、細胞分裂を促し、肌を若返らせる指令を出す「成長因子(タンパク質)」が含まれています。これは、工事現場で言うところの「現場監督」です。

  • 注射(血管・筋肉へ):現場監督(成長因子)が生きたまま、直接現場(細胞)に到着します。「ここで新しい細胞を作れ!」と指令を出せるため、劇的に効きます。
  • サプリ(胃腸へ):口から入ると、胃酸や消化酵素の攻撃を受けます。現場監督(タンパク質)はバラバラに分解され、ただの作業員(アミノ酸)になってしまいます。

つまり、サプリとして吸収される頃には、残念ながら「プラセンタ特有の指令を出す力」の多くは失われているのが科学的な定説です。

それでもサプリが効くのはなぜ?

「でも、サプリで肌の調子が良くなったよ?」という声も事実です。これには2つの理由があります。

  1. アミノ酸やビタミンの宝庫だから:単純に、豚や馬の胎盤は栄養価が非常に高い「スーパーフード」です。分解されたとしても、良質なアミノ酸補給として肌の材料になります。
  2. ペプチドとして残る可能性:最近の研究では、完全にバラバラにならず、ある程度の塊(ペプチド)として吸収され、何らかのシグナルを伝えている可能性も示唆されています。

注射とサプリの決定的違い5選

違いを一覧表で整理しました。特に「原料」と「リスク」に注目してください。

項目 プラセンタ注射(医薬品) プラセンタサプリ(食品)
原料 ヒトの胎盤 (メルスモン・ラエンネックのみ) 豚・馬・羊の胎盤 (ヒト由来はサプリにできない)
即効性 あり (数回で実感する人が多い) なし (数ヶ月単位での継続が必要)
吸収率 100%(直接体内へ) 低い(消化・分解される)
保険適用 更年期障害(45〜59歳女性) 肝機能障害などで適用あり なし(全額自己負担)
最大のリスク 献血が一生できなくなる 特になし (食品アレルギー程度)

[最重要] 注射を打つと献血ができなくなる!

これを知らずに打って後悔する人がいます。 ヒト由来のプラセンタ注射を「人生で一度でも」打つと、現在の日本の法律では、一生涯、献血(輸血用の血液提供)ができなくなります。

これは、「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)」という未知の感染症のリスクを理論上ゼロにできないための予防措置です(※実際に感染した報告はありませんが、安全のための厳格なルールです)。 サプリメント(豚・馬由来)の場合は、献血制限はありません。

[関連サジェストKW] 失敗しないサプリの選び方

「注射は怖いからサプリにしたい」という方へ。効果のない「薄めたサプリ」を掴まないための基準をお伝えします。

「純末(じゅんまつ)」の量を見る

パッケージに「プラセンタエキス 10,000mg配合!」と書いてあっても、そのほとんどが「水」や「不純物」である可能性があります。 重要なのは、水分を飛ばして固形にした時の重さ、すなわち「純末量(原末量)」です。

  • 推奨:成分表示に「純末」としての含有量が明記されているもの。
  • 品質マーク:「JHFAマーク(日本健康・栄養食品協会認定)」がついているものは、一定の純末量が保証されているので安心です。

馬と豚、どっちがいい?

  • 豚プラセンタ:流通量が多く、安価。まずはここから。
  • 馬プラセンタ:豚よりもアミノ酸量が多く(約1.2倍とも言われる)、希少性が高いため高価。より高い実感を求める人向け。

よくある質問 (Q&A)

Q1. 注射をやめたら一気に老けますか?(リバウンド)

A. 急に老けることはありません。 ただし、強制的に代謝を上げていたエンジンが止まるため、「元の老化スピードに戻る」ことで、急に調子が悪くなったように感じることはあります。これはリバウンドではなく、魔法が解けた状態です。

Q2. 飲むプラセンタ(ドリンク)はどうですか?

A. 吸収は速いですが、コスパは悪いです。 ドリンクタイプは味が調整されており飲みやすいですが、有効成分以外の糖分なども多くなりがちです。毎日続けるなら錠剤やカプセルの方が、添加物が少なく純度が高い傾向にあります。

Q3. 何歳から始めるべきですか?

A. 悩みが出た時が始めどきです。 一般的には、体内の成長因子が減り始める30代後半〜40代以降に効果を実感しやすくなります。20代で飲んでも、元気が有り余っているため効果を感じにくいかもしれません。

まとめ

プラセンタ注射とサプリの違いについての結論は以下の通りです。

  1. 注射(ヒト由来):医療の力で「現場監督」を送り込み、細胞を強制的に働かせる。効果は絶大だが、献血不可のリスクあり。
  2. サプリ(豚・馬由来):消化過程で監督は分解されるが、良質な栄養源として肌を支える。
  3. 本気で悩んでいるなら、まずはクリニックで保険適用の相談(更年期など)をし、補助として「JHFAマーク付き」のサプリを使うのが賢いルート。

【Next Action】 もしあなたが「45歳〜59歳の女性」で、疲れやほてりを感じているなら、一度お近くの婦人科や内科で「プラセンタ注射の保険適用」について相談してみてください。サプリを買うより安く(数百円で)、確実な医療を受けられる可能性があります。

参考文献

  • Nagashiki M, et al. Effects of placental extract on the skin. J Cosmet Dermatol. 2016.
  • Japan Health and Nutrition Food Association (JHFA). Placenta food standard standards.
  • Ministry of Health, Labour and Welfare (Japan). Blood donation restrictions regarding placenta injection.

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